つらつらつらと。

文章を書く練習。

「尾崎支配人が泣いた夜」コンプリートBOXを買いました。

選抜メンバーや注目されてる子は分かるけど
・どんな性格なのか
・どのメンバー同士が仲良しか
などは、ほぼ分からない。 

HKTのライブ経験は
・48グループ合同ライブ
・全国統一終わっとらんけん in横アリ
・日テレハロウィンライブ in武道館
くらい。
 
AKBヲタだけどHKTは詳しくない私が
「尾崎支配人が泣いた夜」コンプリートBOXを購入したので、
その感想をまとめてみました。

HKTファンの方からしたら
「そんなことも知らないのかよ!」
と思われるかもしれませんが、
AKBファンが見たHKTドキュメンタリーの感想として受け止めてやってください。笑
 

そもそもなぜ買ったのか?

えーと、これは
指原監督の才能に嫉妬したからです。笑
 
映画館で見た時、何度さっしーずるい!と思ったことか。
公開初日に見ましたが、あまりのずるさに
次の日、アイドルファンではない知り合いを連れて見に行きました。
布教活動!笑

 

本編から見る「少女たちの成長」 

全体的にホームビデオのような、あまりドキュメンタリーぽくない映像で、
メンバー紹介テロップのデザインも可愛いし、
モーショントラッキングで固定してるのも王道ドキュメンタリーとは違う感じ。
 
ナレーションという形で「監督 指原莉乃」としてコメントを付け加えることで、
映像の補完の役割になっていたと思います。
 
これらがいかにもな「裏側のドキュメンタリー見せます!」感を消していて、
幼かった少女たちの成長過程を見せられているような感覚。
この「少女たちの成長過程」というのは作中何度も意識させられました。
 
1番それを感じたのはここ。

f:id:matiwatch:20160928230401p:plain

「12秒」をBGMにツアー映像をダイジェストで流したシーン。
 
ディスク化されたHKTのライブ映像ってほかの48グループに比べて彩度が高いと思うんです。映画ぽいというか。
だから私にはより一層キラキラして見えるんですよ。
少女たちが全力で、キラキラしてて、楽しそうに踊ってるのが、
普通の「青春」を捨ててアイドルをやってる子たちの「青春のように思えて。
それがこのツアーシーンに全て詰め込まれているように見えました。
 
そしてこの「青春」の後は
劇場での努力が報われることを信じたい"はるたん"と
卒業発表する"いーちゃん"のシーンなんですよね。
「ああ、幼かった少女たちが大人にならなくちゃいけない時間が来たんだ」って。
 
しかもいーちゃんのシーンでのBGMは、
卒業した梅本泉ちゃんの弾き語りによる「桜、みんなで食べた」なんです。
卒業ソングがこういうシーンで流れるのは定番ですが、
高校卒業後の進路に悩み卒業を選んだいーちゃんと歌詞がすごくリンクして。
 ビジュアルコメンタリーのメンバーはこのシーンで爆笑してましたが(笑)
 
これが青春のあっという間さと、
大人になっていく少女たちの葛藤のように思えました。

2015年紅白出場の結果を聞くシーンでもそれを感じて。
 2014年の紅白はトップバッターの意味もよく分かっていなかったけど、
その時よりも少し大人になった少女たちが、2015年欠場という結果を受け止めるんですよね。
そこで「大人列車」のオルゴールが流れるのも、
まだ子供だけど、少しづつ大人に近づいている少女たち」をより色濃くしていました。
 
 

ここがずるい! 

それではここで、ずるいなあと思ったシーンセレクト!!

 

映画で映画の編集シーンがあったこと
「このシーンはなぜ入れなかったか」の説明を映画の中でしているところ。
本来であればタブーな要素をいれることで指原らしさというか、
さっしーにしか出来ないドキュメンタリーとして価値をつけたシーンだったなあと思いました。

 

ブラスバンドのシーンがツアーダイジェストとEDの一瞬だけだったこと

 絶対相当練習しただろうし、ドキュメンタリーってそういう裏側好きじゃないですか。
なのに練習風景のシーンが一切なくて。それがむしろすごく良かったなあって。

 

武井壮

このシーンの唐突さと武井壮のジャンプに爆笑しましたが(笑)
それ以上に、これが前後のシーンの切り替わりというか、
クッションの役割として挟まれていたことがずるいなあ~と。

 

BGM

全てがHKTの楽曲の中から使われていて、使い所も情景にぴったりで、
他のBGMを一切使わなかったことと、選曲のセンスが素晴らしかったです。

 

ロングインタビューを見て

映画本編では前向きな涙が多く描かれていたと思います。
反対に、特典映像にのみ収録されていた総選挙ミニドキュメンタリーやロングインタビューでは、悔し涙とか今後の不安とか、そういった涙が映されていて本編の補完的役割を果たしていて面白かったです。だからこそあおいたんのインタビューは、特典映像のみだったのかなあと。

 
本編では分からなかった一面と、印象的だったメンバーについて少し。

美桜ちゃん
あそこまで負けず嫌いだとは。
すっごく人間臭い子なんですね!
負けず嫌いだけど自分に自信がなくて、でもそんな自分にも負けたくないというか。
そんな印象を受けました。
 
愛ちゃん
自分のこともチームのことも客観的に見ていて、
現状を理解していてそれを注意できる愛ちゃんがいることが羨ましいです。
「一人一人の(ここではステージ上での)自覚をもっと高めた方がいいんじゃないかなと思いますね。」
と言っていましたが、ライブに定評があるHKTもそういうメンバーがいるのかと驚き。
 
AKBは公演行くとめちゃくちゃ分かりますよね。そういうメンバー多いですし。
しかも注意できるメンバーが少ないのがやばい。
でもHKTには愛ちゃんやみなぞうがいるし、未来は明るい!
この愛ちゃんのインタビューは48グループの全若手に見てほしいなあ。
 
はるっぴ
「それまで自分のことしか見れていなかったけど、
兼任をきっかけに一気に視野が広がってグループのために、って思うようになった」
「たかみなさんが他のメンバーと同じように、すごく大切にしてくれた」
と語っていたのが印象的でした。
チームAと兼任したことで変わったと言ってくれて嬉しかった!
ていうかさっしーは忙しいのにその子の変化に敏感で、メンバーのことをちゃんと見ていてすごいですね。
 

他のメンバーのインタビューもすごく面白かったです!
ビジュアルコメンタリーを見てからインタビューを見たので、
村重パパを見るとあの話を思い出しました(笑)

なこみくの正反対な絵面も面白かったです。
私はNMB→HKTの順で映画を見たので
NMBのドキュメンタリーで比較対象として描かれていたふぅみるとなこみくが重なりました。

総選挙ミニドキュメンタリーを見てても思いましたが
HKTは負けず嫌いなメンバーが多くて良いですね。
まだ誰も諦めてないですからね
さっしーが言い切ってるのも、
諦めさせないためにチャンスを与えようとしているのもかっこいい。

さっしーのHKT愛、尾崎支配人のHKT愛、そしてファンの方々のHKT愛が描かれていて、なぜHKTはこんなに愛されるのか見せつけられました。

 

そして、
散々言われていますが、この映画でも「多幸感」を感じさせてくれました。

HKTの知識がなくても、笑って泣ける素晴らしい作品なので布教活動をしようと思います(笑)